THE COVER NIPPON | ジ カバー ニッポン
日本各地から集めたファブリックや家具、器、照明を中心にmade in Japanのモノを取り揃え、新しい生活を提案するライフスタイルショップ。
丸日本ロゴの誕生まで。
まず、「THE COVER NIPPON」のネーミングを、GIFTというキーワードから紐解いてゆきました。そして、ギフトを贈るときに、長い年月続いている日本独自の熨斗紙というものに着目しました。
熨斗紙というものは、包装紙というよりも、グリーティングカードも兼ねる日本独自の文化です。そして、なによりも、1万円のものも、千円のものも、同じ顔にする。開けるまで中身がわからない、送り主の個性も出さない、という日本人ならではの気遣いがあります。
日本各地の手作業や文化を扱うにあたり、この熨斗紙の様に、安い物も、高い物も、同じ様に扱う。買う方にも、作る方にも、売る側も、同じ様にそれぞれの仕事をしている場所、店舗がそんなことを感じる空間になれば素晴らしいと思いました。そして、そういった事が、より多くの方々に理解をいただけるだろうと考えていました。
包む、ということを考えたときに、座布団カバーや、布団カバーなど、ブックカバーなど、カバーという単語が、ほぼ年配の方から子供にも意味の分かる単語であったことなどもあり、「熨斗紙=COVER」としました。
そして、英単語にすることで、自然循環や文化育成、食事の一揃えの食器などを含む単語で、より広い意味のコンセプトを包容し、THE COVER NIPPONという日本を代表する文化と人と技術、そして環境までの循環が生まれることを期待して納品いたしました。
そして、それを表す形として、「丸日本」というマークを作成しました。それが、タグや、風呂敷に使われている物です。
この丸日本は、「和から輪へ」をコンセプトに、日本だけで構成される分け隔てなく収まる美しい世界をあらわしています。
THE COVER NIPPONのコンセプトに合わせ、京都や、江戸文化といった高級品だけでなく、全てを平等にした、世界発信できる新しい日本ブランドの形。
和で表現されていたこれまでの和物の世界から、職人の仕事、都市と地方の循環などを広げ、おおきな輪でつながる世界へ。
THE COVER NIPPONの見つめる新しい日本を表現しています。
熨斗紙と同じく、包み込むものとして、使い捨てでない風呂敷を提案しました。
http://www.thecovernippon.jp/
2007年